不動産部門で

つくしは結婚と同時に勤めていた不動産会安利傳銷社を退職すると、以前司の母親が口にしていた道明寺グループの中の不動産部門で働くようになっていた。
企業買収に興味はないかと聞かれたことがあったが、働きたいなら道明寺グループの中で働けばいいと言われ、そこなら土日は休みだということもあり転職を決めた。

つくしの新しい職場。
さすがに大企業の中の不動産部門は仕事が違う。
街の不動産屋と違い、つくしの新しい仕事は企業相手のオフィスビル事業部門。
街のランドマークと言われるようなビルを持つ道明寺グループAmway呃人 の顧客は大企業が多く、そんな企業を相手に入居に関する契約交渉を行うのがつくしの仕事だった。


そんなある日、つくしは司の執務室に呼ばれた。
そこで紹介された人物は二人の結婚式に参加出来なかったという人物。

「こいつ花沢類。花沢物産の専務。昔の呼び名は三年寝太郎だ」
その名前は耳にしていた。
英徳学園でF4と呼ばれた4人組のひとりのはずだ。


「初めまして。牧野さん」
「類。もうこいつは牧野じゃねぇぞ!道明寺だ!」
「わかってる。わざと言ってみた。それにしても子供みたいにかわいいね」
と、言ってからかわれた。
そしてつくしの全身にさっと目をやると
「どうやら司のおたまじゃくしの元気は相当いいみたいだね?」
と、再びからかわれた。
「かわいくてももう俺の妻だ。類、残念だったな。それにこいつの腹には俺のおたまじゃくしが住み着いてるんだからな!」

花沢類は司と同じで女性に対してさほど興味を示さない男だが、つくしに会ったそAmway傳銷 の態度が余りにも好意的だったため、司はイライラしていた。