頭を抱える美桜里

だから、大丈夫だったのかなぁnu skin 如新 。母はいなくなっちゃったけど、第二の母、第三の母が私にはいっぱいいるのよ。それも村中にね。ある意味幸せかもしれないな。」
どこまでも前向きな発言にザンは息苦しさを覚えた。
無理しているのではないか?
だが、その真意を読み取る事がザンにはできなかった。
君の幸せな記憶、早く見つかるといいね」
記憶を見つける?」
きっと忘れてるだけで、何かあるはずよ。家族を知らなくても、今までに恋人とかいたでしょ?気の合う仲間とか、友人とか…」
ザンは脳裏に浮かんだ二人の女性をかき消した。
そして、グリーンゴースト時代の仲間、サバイバルを生き残った仲間、兄の蓮の顔を思い浮かべた。
…そうだな。幸せは分からないが、取り立てて不幸ではなかったかもしれない…それに…」
ザンは美桜里をじっと見てから、テーブルについて何か話している美波と貴香港如新 彰を振り返る。
…今が一番穏やかに暮らしているかもしれない」
私たちとの生活?」
ああ。朝はドタバタキャーキャーうるさいがな」
毎日時間ギリギリで連れ立って出かけて行く美桜里と美波の様子を皮肉って言いザンが微かに笑った。
悪かったわね!ん~~あと10分がどうしてもね…」
頭を抱える美桜里。
新学期からは俺が叩き起こしてやろう」
と、今度こそ笑ったザン。
美桜里は満面の笑みを浮かべて、両手でザンの頭をくしゃくしゃになで回した。
髪をぐちゃぐちゃにされ、予測していなかった行動に驚いた顔をしたザン。
合格!やっと笑ったわね。浮上したじゃない?!その調子よ!」
しばらくほうけていたザンだが、くすりと笑った。
美桜里の前向きさと明るさに毒されたような気分だった。

その夜、龍大と葉月は早々に民宿に一部屋借りて休む事にした。
やはりテントで寝るのに抵抗があったのと、龍大は夜たまに泣いて目を覚ますため迷惑にならないように気遣ったのだろう。
昼寝もせずはしゃいでさすがに疲れたのか、まだ7時だと言うのに龍大は爆睡だった。
葉月は龍大の隣に添い寝しながらタオルケットをかけた。
寝た?」
声を潜めて背後から訊かれ、葉月は寝返りを打ちながら頷いた。
本当、赤ん坊の頃から良く寝る子だよな」
隣の布団で腕を頭で支える体制で横になっていた敦が笑う。
そのおかげで、色々助かったよね」
カナンからの脱出の時も如新nuskin產品 ほぼ寝てたしな」
シェアハウスに押し入られたときも温室ですやすや寝てたよ」
あったなぁ、そんなことも…」
敦は遠い目をして言い、葉月に手を差し伸べた。
おいで」