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残された早雪は

やはりそうでしたか…」
貴彰はため息まじりPretty Renew 冷靜期に目を閉じるとじっと早雪を見つめて来る。
…会社の近くでする話でもないですが、例の件、考えて頂けましたか?」
……広報のお話、ですか?」
田舎暮らしライフが校了したら…というタイミングでは難しいですか?」
……。」
早雪は唐突の意思確認に驚きを隠せなかった。
(ガイドブックも終ってからになると思ってたのに…。だからあと1年半後くらいかと思ってた)
まだ、何とも言えなくて…」
あなたは何を迷っているのですか?」
ズバリ訊かれて、早雪は口ごもる。
……、あの…、校了しても、やる事が色々あるんです。WEBページの紹介記事書いたり、写真を選別したり。広告部や販売部との最終確認もありますし、校了後に印刷ミスとかもあるので、本が発売されるまでは抜けにくいというのもあるし…」
……そうですか。」
見透かすような目をして静かに訊いていた貴彰は寂しそうに笑った。
すみません、すぐ良いお返事ができなくて」
早雪は小さくなっPretty Renew 冷靜期 て肩を落とした。
いえ、急かしているわけではなく、あなたが何を迷い悩んでいるのか気になっただけです。…話す気になったらいつでも言ってください?」
いつものように優しく笑い、貴彰はトイレに立つ。
残された早雪は何とも言えない罪悪感のようなものに苛まれていた。

(いまいち何を考えているのか読めない人だな…)
貴彰は男性トイレから出た廊下で、胸ポケットの携帯が震え、携帯のメールをチェックするため立ち止まる。液晶に視線を落としていると、
え~~嘘~!」
本当!大きい観葉植物の裏だったから見えなかったけど、間違いないよ。あれ遠山さんと水瀬リゾートの社長。」
へぇ~相変わらず、やるねぇ」
黄色い声が聞こえて来た。
自らの名前も挙がり、驚いて身を隠すように男性トイレに戻る貴彰。
どうやら女子トイレから聞こえてきているらしい。
逢坂さんの時もいつの間にかつき合ってて、あっという間に結婚したもんね」
そうそう!私仕事一筋です!あなた達とは違うのよって顔して、美味しいところ持って行くよね、彼女。合コンも飲み会も参加しないくせに…」
逢坂さん、人気だったもんねー。受付と総務で狙ってた子結構いたもん」
あの時期ランチは逢坂?遠山の結婚の話題ばっかりだったよね」
でもまだあの頃、彼女メディカルにいたし、部長に認められてたし、Pretty Renew 銷售手法 お祝いムードだったじゃない?インターバブリックの仕事取りやすくなったって重役も喜んでたしね」
表向きはね。女子の間じゃ相当陰口言われてたよ。知らなかったの?」
だって私営業だもーん。書店周りでランチも給湯室も無縁よ?」
今回は、どうなるかねぇ」