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思い出したよ

それから次にわたしの意識が戻り始めたと気づいた時、わたしはうつ伏せの状態で何処かの部屋の布団の上にいるようだった。
そして再び数秒ほどの記憶喪失状態鍛練肌肉の後、わたしは緩やかだが完全に意識が覚醒するのを自覚する。

ここは・・・?

と、その瞬間わたしはガバッと飛び跳ねるように起きると、自分の置かれている状況を把握するため辺りをゆっくりと視線を凝らし冷静に見渡す。

するとそこは、わたしがこちらの世界でユナと訪れPretty Renew 冷靜期草津の宿の部屋にまちがいなかった。

それからわたしは思い出したようにテーブルの上に置かれていた自分の携帯を手に取ると、すかさずその画面にあるその日の日付を確認する。

09:363月18日(金)

あの夜の翌日の朝だ。

助かった・・・。
わたしはこちらの世界に帰って来れたのだ。

よかった。
って、あ、あれ?
で、でもユナがいない。

そう思いつつふと見たテーブルの上の、わたしの携帯がその上に置いてあったであろう所に一枚の紙切れが置き手紙のようにあることにわたしはすぐに気づく。
するとそこにはユナの手書きと思われるメッセージが鍛練肌肉、ボールペンで殴り書きのように書かれていた。
と、その内容もいたってシンプル。

『今日まで本当にありがとう・・・、ナオキ。
お世話になりました。