着を羽織り

ナカバヤシは意味ありげな目でホンジョウを脫毛 underarm見る。
なんだよ?」
とホンジョウはナカバヤシの振りを適当にごまかし、グラスのワインを一気に飲み干した。

ホンジョウがなにげに壁の時計に目をやると、気づけばなんともう11時になるところだ。
そう言えばマキとヒカルさんはいったい何処へ行っちまったんだろう?なんてふと思った瞬間、ガタンと玄関の扉が開き、誰かが中に入って来るのがわかった。
ただいまあ。
これ、ビールとワインね」
とマキのこちらに向かって叫ぶ声が聞こえた。
は~い!」
と言って玄関までトオルが迎えに出ると、
「あれ?
ヒカルさんは?」
とマキに尋ねる。
ああ、今日は先帰るって。
みんなにもよろしくって。
わたしたち・・・、外でちょっと飲んで来ちゃった」
とマキ。
おお、お帰り」
とハマグチ。
マキがひとりでリビングに入って来たのを確認するかのようにチラッとミクはマキの方に視線を向け、そのすぐ後に、
「じゃあ、わたしもそろそろ・・・。
明日も早いんで」
と言い出した。
えっ?
も、もう週年晚宴帰るの?」
ナカバヤシ
今日はすごく楽しかった。
みんなありがとう」
と言ってミクは上着を羽織り、早くも帰る体勢に入る。
ああ・・・、じゃ、じゃあ俺、そこまで送って行く」
と言ってホンジョウも自分のハーフコートを羽織る。
じゃあまた、ミクさん。
お元気で」
トオルは爽やかに笑顔で見送る。
どうも。
あんまりしゃべれなかったけど」
とマキも軽く頭を下げる。
ミクさん、今度はみんなそろって沖縄で宴会だね?」
そう言ってナカバヤシも満面の笑顔でふたりを玄関で見送る。
マキとヒカルさんは茶沢通り沿いにあるバー「レディージェーン」のカウンターに居た。
マキはウオッカトニック、ヒカルさんはジンのオンザロック
ほろ酔いのいいオンナふたりに周辺のヤロウ客たちの視線がちらちらと向けられている。
ねえ、この店ってさあ、松田優作が常連だったって、知って近視恢復 た?」
とマキ。

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